口果報
『お金の欲や権力の欲というのは、どこまでいってもかぎりがないけれど、食欲には「ほど」というものがある。人それぞれ、自分に適当な量さえとれば、それで満足するところがいい。おいしいものでおなかがふくれれば、結構、しあわせな気分になり、まわりの誰彼にやさしい言葉の一つもかけたくなるから____しおらしい。』
著者の沢村さんは冒頭にこう書いています。
そのしおらしい食欲を毎日ほんのちょっとのお金と手間と工夫で満たしていける....そんな『ごはん作り』というものはなんて素敵なおこないなのだろう、と最近しみじみ思っています。
『口果報』というのは口運(=おいしいものが食べられる運)のこと。
日々笑顔ですごせるように、自分にとっての『口果報』があるように、毎日のごはん作り、食べるということ、....をだいじにしていきたい。
久しぶりにこの本を読み返して、今日から私も献立日記をつけていくことにしました。
(アナログにノートにちまちま書いていきます。またまとまったら披露?!しますね。....そんなたいそうなものじゃないですけど。;)
- 作者: 沢村貞子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1997/03/01
- メディア: 文庫
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ところで、去年後半から ある電力会社のお仕事で家電のあれこれを描いているのですが、今は<IHクッキングヒーター>編に取り組み中。
で、描いていてなんなんですが....。
最近時々思ったりしていたのですが、今日も描いていて、どうなんだろう、これ?って思ったのでした。
お年寄りには安全だなー、とか思ってたけど、電子レンジに加えてこういう電磁波?ものってどうなのかな。あ、携帯(電話)もあるし、PC関係もあるし。
なんでもアナログ好きな私が目に見えないものに対してきびしい(笑)だけなのかな。
でもやっぱり見えないものにあやつられ、惑われているようでちょっとこわい。