初いしいしんじ本

chocotori-chiro2005-02-01

はじめて読みます、いしいしんじさんの作品。遅ればせながら。
図書館で借りようとしたけどほとんどなく、...それにやっぱり私、お風呂で読むことが多いので、借りてくるのは不安なのです。



で、きのう本屋さんで文庫になった新刊、『ぶらんこ乗り』を買ってきました。
どうしようかな、と一瞬思ったけど、表紙を見て決まり!
この刺繍の絵のちんまりさが決め手。


夕ごはんのあと読み始めたのだけど、期待どおりで嬉しかった。


哀しみや痛みと温かみや歓びが入り混じっている。
今はもういない語り手の弟の作ったつくり話は、ウソみたいな話ばっかりだけど、それこそが真実、って感じがする。
語り手が少女なので、なんだか大好きなhanae*ちゃんの『小学生日記』みたい。
またひとつ大切なものを手に入れられつつあるような気がしてわくわくしている。