祈り

chocotori-chiro2004-12-24

今日の富士山は筆で薄墨色をさっと塗られたようにすっかりないみたいに消えていました。
普段は世間で言われているほど意識してありがたがっていない富士山ですが、やっぱりすっかり見えないとさみしいものです。
アトリエからの帰り道、ちゃりんことばした顔が痛かった。空気の冷たさで。
クリスマスになってやっと冬、です。



今日はクリスマスイブ。
各地で暮らすともだちにメールを送る。
それぞれのクリスマスの空気が文字になって届いた。
幸せのカタチはいろいろ。



アトリエへの行きかえりに病院の前を通る。
あのイラクのモハマドくんが入院してる(今は東京か...な?)病院。
イラン映画の<友だちのうちはどこ>が好きな私はあのコたちとモハマドくんが重なる。
そして今ここ日本に来ている....くる状況になったそのもとをたどるほどに胸がつまる。
クリスマスイブ。
街は華やかで楽しげだけれど、そればかりじゃない。
モハマドくんだけでなく、病院にはそれどころでない人もいるし、災害にあった人も....。



忘れちゃいけない。



両極の間にいる私の今年のクリスマス。
どうであれ、忘れたくないのは<祈る>ということ。



写真はこないだcomeccoにもらった<神鳩笛>。